【待って】高市銘柄に飛びつくのは危険？投資前に知るべき4つの罠

罠①：過熱感と「高値掴み」

最も危険なのが、ニュースやSNSで話題になってから慌てて投資するケースです。あなたが「すごい！」と思った時には、すでに株価は上がりきっている可能性が高いのです。この「高値掴み」は、テーマ株投資で最も多い失敗パターンです。

罠②：政策の「不透明性」と重鎮のブレーキ

「政策期待で株価が上がる」ということは、裏を返せば「期待外れなら株価は下がる」ということです。過去の政権交代時にも、期待だけで上がった株価が、その後の政策実行力や人事が評価されずに元に戻ってしまったケースは少なくありません。

特に今回は、高市氏を支持した麻生最高顧問（元財務大臣）や、幹事長候補の鈴木俊一氏（元財務大臣）など、財政規律を重視する重鎮が存在します。彼らが高市氏の積極財政スタンスにブレーキをかける可能性は十分に考えられます。

罠③：今回は「アベノミクス」の再来ではない

「アベノミクスのように、息の長い上昇相場になるのでは？」と期待する声もありますが、専門家は「当時とは経済環境が全く違う」と指摘しています。

このように、当時と今とでは前提条件が大きく異なるため、「アベノミクスの再来」を安易に期待するのは危険かもしれません。

罠④：金融・市場へのスタンス

高市氏の過去の発言には、株式市場全体に影響を与える可能性のある、注意すべき点も含まれています。

これらの政策が実現するかは未知数ですが、投資家心理を冷やすリスク要因として、頭の片隅に入れておく必要があります。