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11月からでも、野菜は育つ!
「もう冬だから…」と家庭菜園を諦めていませんか?実は11月は、害虫が少なく初心者でも失敗しにくい"最高の始めどき"なんです。
この記事でわかること
- 11月からでもプランターで簡単に育てられる野菜BEST4
- 初心者でも失敗しない"ほぼ放置"栽培のコツ
- 実はダイソーで揃う!低コストな始め方
- 春には最高の収穫が待っている冬越し野菜の魅力
なぜ11月が"黄金期"なの?
家庭菜園は春夏のイメージが強いですが、実は11月スタートには初心者にとって嬉しいメリットがたくさんあるんです。
害虫が少ない
気温が下がるので、野菜を食べてしまうアブラムシなどの活動が激減。農薬を使わなくても元気に育ちやすいんです。
水やりが楽ちん
夏のように毎日水やりをする必要はありません。土が乾きにくいので、管理の手間がぐっと減ります。
雑草が少ない
厄介な雑草も、寒さでほとんど生えてきません。野菜の栄養が奪われる心配なく、のびのび育ちます。
これだけ揃えればOK!スターターガイド
「でも、何を揃えたらいいか分からない…」という方もご安心を。まずはこの3つがあれば、すぐに始められます!
プランター
育てる野菜に合った深さのものを選びましょう。迷ったら「深型」と書かれたものが万能です。
培養土
「野菜用」と書かれた、最初から肥料が入っているものが便利。袋を開けてそのまま使えます。
種や苗
この記事で紹介する野菜の種や苗。11月になるとホームセンターの園芸コーナーに並び始めます。
【裏ワザ】実はダイソーでほぼ揃う?
「初期費用が心配…」という方に朗報です!実は、家庭菜園の基本セットは、なんと100円均一のダイソーでほとんど揃えることができるんです。賢く利用して、低コストで始めてみましょう!
プランター&土
ダイソーには様々なサイズのプランターがあります。野菜用の培養土も、プランター1つ分にちょうどいい小袋で売っているので無駄がありません。
種&便利グッズ
ベビーリーフや春ダイコンの種は「2袋で110円」で手に入ります。鉢底ネットやスコップ、ジョウロももちろんありますよ!
注意点
タマネギやソラマメは「苗」から育てるのがオススメですが、苗はダイソーにはありません。これだけはホームセンターなどで購入しましょう。
11月の最強プランター野菜 BEST4
さあ、道具が揃ったら主役の野菜を選びましょう!
タマネギ
植えるだけで春にはプロ級の味!
ベビーリーフ
すぐ収穫できて超簡単!
ソラマメ
採れたての味が格別!
春ダイコン
冬を越して甘くなる!
育て方のコツをチェック!
タマネギ
難易度:★★☆☆☆(苗選びがカギ!)
苗は「鉛筆」の太さ!
苗選びで8割決まります。細すぎず太すぎない、元気な苗を選びましょう。
植え付けは「浅く」!
白い部分が少し見えるくらい浅く植えるのが、丸く大きな玉にするコツです。
プランターは「深く」!
意外と根を張るので、深さ25cm以上のプランターを用意しましょう。
肥料は「控えめ」に!
肥料のあげすぎは病気の原因に。2月頃に1回追肥するだけで十分です。
ベビーリーフ
難易度:★☆☆☆☆(とにかく簡単!)
種は「バラまき」で!
プランターに土を入れたら、適当にパラパラ〜っと種をまくだけでOK!
収穫は「間引きながら」!
混み合ったところを摘み取って収穫。残った株がまた大きく育ちます。
ソラマメ
難易度:★★☆☆☆(タイミングが重要)
「小さな若苗」を植える!
本葉2〜3枚の小さな苗で冬越しさせるのが最大のポイント。大きい苗はNG!
肥料は「あげすぎ厳禁」!
肥料が多いと葉ばかり茂って実がつきません。元肥入りの土なら追肥は不要です。
春ダイコン
難易度:★★★☆☆(防寒対策が必要)
「春まき用」の種を選ぶ!
必ず種の袋に「春まき可能」と書かれた、トウ立ちしにくい品種を選びましょう。
「トンネル」で防寒!
プランターにアーチ支柱を立て、不織布をかぶせるだけでOK。霜から守ります。
初心者さんのための"冬越し"Q&A
日当たりはどれくらい必要ですか?
冬は日差しが弱いので、できるだけ長く日が当たる場所がベストです。最低でも半日(4〜5時間)は日が当たる場所にプランターを置きましょう。
水やりはどのくらいの頻度ですか?
夏と違って土が乾きにくいので、毎日は不要です。プランターの土の表面を触ってみて、乾いていたらたっぷりとあげる、というペースでOKです。
本当に"ほぼ放置"で大丈夫…?
はい!もちろん時々様子を見る必要はありますが、夏野菜のように毎日の水やりや、頻繁な害虫チェック、次々と伸びる脇芽の処理などはほとんど不要です。成長はゆっくりですが、そのぶん手間がかからないのが冬越し野菜の魅力なんです。
さあ、春の収穫をはじめよう!
11月の家庭菜園は、決して「遅いスタート」ではありません。むしろ、植物がゆっくりと、しかし力強く育つ姿をじっくり観察できる、とても豊かな時間のはじまりです。
この記事で紹介した野菜は、どれも春には「自分で育てた」という最高のスパイスがかかった、格別の美味しさであなたを待っています。ぜひ、この静かな季節に、小さなプランターから春の収穫に向けた一歩を踏出してみてください!

