【実録】ブログ初心者がやりがちなキーワード選定の失敗談3選|正しい対策でアクセスUPを目指そう!
「よし、ブログを始めたぞ!頑張って記事を書いたのに、まったくアクセスがない…」
ブログを始めたばかりの頃、多くの方がこの壁にぶつかります。
かつての私も、パソコンの前でアクセス解析の「0」という数字を眺めては、ため息をつく毎日でした。
質の高い記事を書くことはもちろん大切です。
しかし、その素晴らしい記事も、読者に届かなければ存在しないのと同じになってしまいます。
そして、読者に記事を届けるために最も重要なスキルが「キーワード選定」です。
この記事では、「キーワード選定の失敗談」としてありがちなものを3つ選定し、正直にお話しします。
そして、その失敗から学んだ「今日から実践できる正しいキーワード選定の対策法」を、具体的なステップで解説します。
この記事を読み終える頃には、キーワード選定への迷いが消え、自分の記事を必要としている未来の読者へ、まっすぐに届けるための一歩を踏み出せるはずです。
目 次
なぜキーワード選定がブログで最重要なのか?
本題に入る前に、なぜこれほど「キーワード選定が重要だ」と言われるのか、改めて確認しておきましょう。
一言でいうと、キーワードは「悩んでいる読者」と「あなたの記事」を繋ぐ唯一の架け橋だからです。
例えば、あなたが「スマートフォンのバッテリーを長持ちさせる方法」という素晴らしい記事を書いたとします。
しかし、読者が検索窓に「スマホ 充電 すぐなくなる」と入力したとき、
あなたの記事がGoogleに「この記事が答えですよ」と認識されていなければ、出会うことはありません。
キーワード選定を疎かにするのは、設計図なしに家を建てるようなもの。
どんなに立派な材料(=良い文章)を使っても、土台が間違っていれば、誰にも見つけてもらえない不安定な家になってしまうのです。
【実録】やってしまったキーワード選定の失敗談3選
ここからは、私が実際にやってしまったキーワード選定の失敗談を3つ、包み隠さずお話しします。
もし一つでも「あっ、自分もかも…」と思ったら、それは成長のチャンスです。
失敗談①:「ビッグキーワード」ばかり狙って撃沈
ブログを始めたばかりの私は、とにかく野心に満ちあふれていました。
「たくさんの人が検索するキーワードで1位を取れたら、アクセスが爆発するに違いない!」
そう信じて、「副業」「ブログ 始め方」「投資 初心者」といった、月間の検索数が数万〜数十万にもなる「ビッグキーワード」ばかりを狙って記事を書いていました。
【結果】
もちろん、惨敗です。
検索結果の100位以内にも表示されず、費やした時間が完全に無駄になりました。
【なぜダメだったのか?】
ビッグキーワードの検索結果を見てみてください。
表示されるのは、大手企業や公的機関のサイト、長年運営されている専門サイトばかりではありませんか?
始めたばかりの個人のブログが、体力も信頼性も全く違うこれらの強豪に、真正面から挑んでも勝ち目はありません。
例えるなら、竹やりで戦車に挑むようなものです。
失敗談②:「自分の書きたいこと」を優先し、自己満足の日記になった
次にやってしまったのが、「読者の悩み」ではなく「自分の書きたいこと」を優先してしまった失敗です。
例えば、「先日行った〇〇カフェの感想」や「最近観て感動した映画レビュー」といったタイトルの記事を書いていました。
もちろん、こうした記事を書くこと自体が悪いわけではありません。
しかし、収益化を目指すブログ運営においては、致命的な間違いでした。
【結果】
当然、誰にも検索されず、アクセスはゼロ。
完全に自己満足の日記になっていました。
【なぜダメだったのか?】
読者がGoogleで検索するのは、「何か具体的な悩みや知りたいことを解決したい」ときです。
あなたが有名人でない限り、「〇〇(あなたの名前)が行ったカフェの感想」を知りたくて検索する人は、残念ながらいません。
「カフェ」というテーマで書くのであれば、「渋谷 カフェ 作業用 電源あり」や「新宿 カフェ 一人 静か」のように、読者が抱える具体的な悩みや要望をキーワードにする視点が不可欠だったのです。
失敗談③:ツールを過信し、読者の「検索意図」を見失った
キーワード選定ツールは非常に便利で、今やブログ運営に欠かせません。
しかし、当時の私はツールに依存しすぎるという失敗を犯しました。
具体的には、ツールで表示された検索ボリュームの数字だけを見て、「このキーワードは月間検索数が1000回あるから狙い目だ!」と安易に判断していました。
【結果】
上位表示されることもありましたが、なぜかアクセスが伸び悩んだり、まったく商品が売れなかったりしました。
【なぜダメだったのか?】
ツールの数字は、あくまでも過去のデータに基づいた参考値です。
本当に大切なのは、そのキーワードの裏にある読者の「検索意図(なぜその言葉で検索したのか?)」を想像することです。
例えば、同じ「プロテイン」というキーワードでも、
①「プロテイン おすすめ」と検索する人はこれから買いたい人、
②「プロテイン 飲み方」と検索する人は既に持っている人、
となります。
この検索意図を無視して、ただ検索ボリュームがあるからという理由だけで記事を書いても、読者の本当に知りたいことには応えられず、すぐにページを閉じられてしまうのです。
失敗から学んだ!正しいキーワード選定の3ステップ
たくさんの失敗を経て、たどり着いたキーワード選定の方法は、決して特別なものではありません。
しかし、これを実践するだけで、あなたの記事が読者に届く確率は格段に上がります。
まず狙うべきは、ビッグキーワードではなく「ロングテールキーワード」です。
これは「3語以上の単語を組み合わせた、より具体的なキーワード」のことです。
【例】
・ビッグキーワード:「ブログ」
・ミドルキーワード:「ブログ 始め方」
・ロングテールキーワード:「ブログ 始め方 主婦 スマホだけ」
ロングテールキーワードは検索ボリュームこそ小さいですが、競合が少なく、読者の悩みが非常に具体的という大きなメリットがあります。
悩みが深い分、記事をじっくり読んでくれ、ファンになってくれる可能性も高いのです。
探し方として、最初は特に下記に示す「便利ツール」を使うことを強くおすすめします!!
キーワード探しに便利なツール
ラッコキーワードの主な使い方【初心者でも簡単3ステップ】
ラッコキーワードには多くの機能がありますが、まずはこれだけ覚えればOK!という基本的な使い方を3ステップでご紹介します。
ステップ①:調べたいキーワードを入力する
①まず、ラッコキーワードの公式サイトにアクセスします。
②サイトの上部にある大きな検索窓に、あなたが書きたいブログテーマの軸となるキーワードを入力します。(例:「プロテイン」「ブログ 始め方」など)
③虫眼鏡マークをクリックして検索します。
たったこれだけで、あなたの記事作りに役立つ情報がたくさん表示されます。

ステップ②:「サジェストキーワード」で記事ネタのヒントを得る
検索して最初に表示されるのが「サジェストキーワード」の一覧です。
これは、Googleなどの検索エンジンでキーワードを入力したときに、候補として表示される「関連キーワード」のことです。
つまり、「世の中の人が、そのキーワードと一緒に検索している言葉の組み合わせ」のリストです。
【使い方のポイント】
例えば、「ブログ 始め方」で検索すると、
①ブログ 始め方 主婦
②ブログ 始め方 スマホだけ
③ブログ 始め方 収益化
④ブログ 始め方 日記
⑤ブログ 始め方 無料
といったキーワードがたくさん出てきます。
これは、
「主婦だけどブログを始めたいな…」
「スマホだけでブログってできるのかな?」
と悩んでいる人が、実際にいる証拠です。
このリストを眺めるだけで、「なるほど、こんなことに悩んでいる人に向けて記事を書けばいいんだ!」という具体的な記事ネタが何十個も見つかります。

ステップ③:「Q&Aを見る」で読者の生の悩みを知る
サジェストキーワードの一覧を少し下にスクロールすると、「Q&Aを見る」という項目があります。
ここをクリックすると、「Yahoo!知恵袋」などのQ&Aサイトに投稿された、そのキーワードに関するリアルな質問と回答を見ることができます。

【使い方のポイント】
「ブログ 始め方」に関するQ&Aを見ると、
①「パソコンが苦手な50代主婦です。今からブログを始めるのは無謀でしょうか?」
②「無料ブログと有料ブログ(WordPress)の違いがよく分かりません。メリット・デメリットを教えてください。」
③「ブログで月に5万円稼ぐには、どんなことから始めたらいいですか?」
といった、読者の「顔が見える」ような具体的な悩みが溢れています。
この記事を書く上で、
①読者が何に困っているのか?(見出しのヒントになる)
②どんな言葉で回答すれば伝わるのか?(文章のトーン&マナーの参考になる)
を直接知ることができる、まさに「答えの宝庫」なのです。

ラッコキーワードまとめ
ラッコキーワードについて、もう一度ポイントをまとめます。
①どんなサービス?
ブログの記事ネタやキーワード選定を手伝ってくれる無料ツール。
※一部機能は有料です。
②どう使う?
1. 調べたいキーワードで検索する。
2. サジェストキーワードを見て、記事ネタのヒントを得る。
3. Q&Aを見て、読者の具体的な悩みを深く理解する。
最初は難しく考えすぎず、まずはこの3ステップでツールに慣れることから始めてみてください。
ラッコキーワードを使えば、「何を書けばいいか分からない…」という悩みから解放され、読者に本当に必要とされる記事が書けるようになりますよ。
【その他のおすすめキーワード検索ツール】
ここでは、多くのブロガーやWebマーケターに利用されている、代表的なツールを「無料で始められるツール」と「本格的な有料ツール」に分けてご紹介します。
それぞれの特徴を知ることで、あなたの目的やレベルに合わせて最適なツールを選ぶことができます。
★無料で始められる!おすすめキーワード検索ツール
まずは、費用をかけずに使える、または一部機能を無料で試せるツールです。
1. 【Ubersuggest(ウーバーサジェスト)】
ラッコキーワードと並んで、個人ブロガーに非常に人気のあるツールです。
ー特徴ー
①キーワードの月間検索ボリューム(どのくらい検索されているか)が具体的な数字でわかる。
②そのキーワードで上位表示を狙う難易度(SEO Difficulty)を数値で示してくれる。
③関連キーワードの候補を豊富に提案してくれる。
④競合サイトがどのようなキーワードでアクセスを集めているか分析できる。
ーこんな人におすすめー
①検索ボリュームやSEO難易度も考慮して、戦略的にキーワードを選びたい方。
②ラッコキーワードと併用して、より多角的に分析したい方。
※無料版では1日に検索できる回数に制限がありますが、Googleアカウントでログインすると回数が増えるため、まずは無料で試してみる価値が非常に高いです。
2. 【Googleキーワードプランナー】
Googleが公式に提供しているツールで、もともとはGoogle広告に出稿する方向けのツールですが、SEOにも活用できます。
ー特徴ー
①Google公式なので、検索ボリュームデータの信頼性が高い。
②新しいキーワードのアイデアを見つける機能がある。
③複数のキーワード候補の検索ボリュームをまとめて調査できる。
ーこんな人におすすめー
①検索ボリュームの正確な数値を知りたい方。
②将来的にWeb広告の出稿も考えている方。
※利用するにはGoogle広告のアカウント登録(無料)が必要です。
広告を出稿していない場合、検索ボリュームが「100~1000」のように曖昧な表示になることがありますが、キーワードの需要を知る上では十分に役立ちます。
★本格的にSEOに取り組む方向けの高機能有料ツール
こちらは月額料金がかかりますが、その分、機能は非常に強力です。
本気でブログ収益化やサイト運営に取り組むプロや企業が利用しています。
3. 【Ahrefs(エイチレフス)】
世界中のSEO専門家が利用する、業界標準ともいえる超高機能ツールです。
ー特徴ー
①キーワード調査はもちろん、被リンク分析(どのサイトからリンクされているか)の精度が非常に高い。
②競合サイトの流入キーワード、人気ページ、被リンク状況など、詳細な分析が可能。
③自分のサイトの問題点を洗い出す「サイト監査」機能も強力。
ーこんな人におすすめー
①ブログで本格的に月数十万〜数百万円を目指す方。
②競合サイトを徹底的に分析し、戦略を立てたいWebマーケターや企業担当者。
4. 【Semrush(セムラッシュ)】
Ahrefsと双璧をなす、世界的に有名な統合型マーケティングツールです。
ー特徴ー
①SEO分析機能に加えて、競合のリスティング広告やディスプレイ広告の出稿状況まで分析できる。
②SNS投稿の分析や予約投稿ができる機能もある。
③SEO、広告、SNSと、Webマーケティング全体を一つのツールで管理したい場合に非常に強力。
ーこんな人におすすめー
①SEOだけでなく、広告運用やSNSマーケティングも行う方。
②競合のマーケティング戦略全体を把握したい方。
検索ツールの使い分け
①ブログ初心者の方:
まずは「ラッコキーワード」で記事ネタのアイデアを広げ、「Ubersuggest」で検索ボリュームや難易度を調べる、という無料ツールの併用が最もおすすめです。
②中級者以上・本気で収益化を目指す方:
無料ツールでの分析に限界を感じてきたら、「Ahrefs」などの有料ツールを導入すると、見える世界が大きく変わります。
いきなり有料ツールを契約する必要はありません。
まずは無料ツールを使い倒してみて、ご自身のブログの成長に合わせてツールの導入を検討してみてください。
まとめ:キーワード選定の失敗は成長のチャンス!
今回は、3つの失敗談と共に、キーワード選定の基本的な考え方と具体的なステップについて解説しました。
最後に、重要なポイントをもう一度おさらいします。
①初心者はビッグキーワードを避け、「ロングテールキーワード」から狙う
②「自分が書きたいこと」ではなく、「読者の悩み」を第一に考える
③ツールに依存せず、必ず「検索意図」を便利ツールや自分の頭で考える
④情報に自分の「実体験」という付加価値を加える
キーワード選定は、慣れるまで難しく感じるかもしれません。
しかし、この記事で解説したステップを意識して記事を書き続ければ、必ず少しずつアクセスは増えていきます。
何より、失敗を恐れないでください。
私がそうだったように、すべての失敗は、あなたのブログをより良くするための貴重なデータとなり、成長の糧となります。
この記事が、あなたのブログを必要としている未来の読者へ届けるための、小さな一助となれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。