目 次
金価格1g=3万円突破!
異常事態の背景と今後の予測
「有事の金」がついに新次元へ。最高値を更新し続ける金市場で、私たちの資産を守るための“正解”を解説します。
この記事のポイント
- わずか4ヶ月で1万円上昇した「異常高騰」の真実
- 地政学リスク・インフレ・各国中銀…高騰を支える3大要因
- AIが予測する10年後・20年後の金価格シナリオ
- 金投資を今から始めるなら知っておくべきメリット・デメリット
- 「買い」か「待ち」か。一般会社員が取るべき資産防衛戦略
結論:金価格は「ニューノーマル」へ突入
2026年1月29日、国内小売価格はついに3万円の大台を突破しました。これは単なる一時的な急騰ではなく、世界的な貨幣価値の下落と地政学リスクの常態化が生んだ「新しい常識」への移行と言えます。
なぜ今、金がこれほど高いのか?
金価格が異常な上昇を続ける背景には、単質的な理由ではなく、複数の構造的な要因が絡み合っています。
- 有事の需要
中東情勢(イラン)やベネズエラでの緊張が高まると、安全資産として金が買われます。
- 各国中銀の買い
中国やインドなどの中央銀行が、ドル依存脱却のために金を積み増しています。
- 通貨の大量供給
コロナ以降の経済対策で世界的に現金が溢れ、紙幣の価値が相対的に低下しています。
- 米利下げ期待
米国の利下げが意識されると、利息を生まない金の相対的な魅力が高まります。
過去10年の推移と衝撃の加速
かつて1g=4,000円台だった金価格は、驚異的なスピードで水準を切り上げています。
| 年 | 最高価格(円/g) | 出来事 |
|---|---|---|
| 2016年 | 4,655円 | 安定期 |
| 2020年 | 7,063円 | コロナショック |
| 2024年 | 11,718円 | インフレ加速 |
| 2025年 | 25,015円 | 歴史的急騰 |
| 2026年1月 | 30,248円 | イラン情勢・3万円突破 |
AIが予測する10年後・20年後の未来
AIによるシミュレーションでは、金価格は調整を挟みつつも、さらなる高みを目指すシナリオが有力視されています。
2036年の予測:1g=4万円台
構造的な供給不足と中央銀行の需要が続き、4万円台に到達する可能性が高いと予測されます。金はもはや「特別な投資」ではなく「標準的な備え」に。
2046年の予測:1g=5万円台
通貨のインフレが累積し、実物資産としての金価値が最大化。先端産業(半導体・宇宙)での需要も価格を下支えします。
金投資、今から始めるなら?
メリット:資産を守る
・インフレに強い:物価が上がると金の価値も上がる。
・無国籍通貨:どの国でも共通の価値を持つ。
・希少性:供給量に限界があるため暴落しにくい。
デメリット:増やす力は限定的
・利息がつかない:保有しても配当や利子はゼロ。
・売買手数料:現物の場合は手数料が高め。
・盗難リスク:現物を自宅で持つ場合はセキュリティが必要。
初心者におすすめの金投資銘柄
金は「現物(インゴット)」で持つ以外にも、証券口座から手軽に投資できる方法が主流です。代表的なおすすめ銘柄をまとめました。
三菱UFJ 純金上場信託(現物国内保管型)
通称「金の果実」。国内の金価格に連動し、最も手軽に始められます。1,000円程度の少額から積立が可能です。
純金上場信託(現物国内保管型)
株式と同じようにリアルタイムで売買可能。信託報酬が安く、コストを抑えて保有したい方に適しています。
iシェアーズ ゴールド・トラスト
世界最大の運用会社ブラックロックが提供。非常に低コストで、ドル建ての資産として金を持ちたい中級者以上におすすめ。
SPDR ゴールド・シェア
世界で最も流動性が高い(売買が活発な)金ETF。大口投資家も利用しており、信頼性は随一です。
「買い時」を判断する魔法の指標
金が高いか安いかを客観的に判断する、プロも使う2つの視点を紹介します。これを知っているだけで、パニック買いを防げます。
金銀比価(ゴールド・シルバー・レシオ)
「金価格 ÷ 銀価格」で算出される数値です。歴史的にこの数値が80〜100を超えると「金が銀に対して割高すぎる」とされ、価格調整(一時的な下落)が起こりやすいサインとなります。
米国の「実質金利」との逆相関
金は利息を生まないため、銀行の金利(実質金利)が上がると売られ、金利が下がると買われます。「アメリカが利下げをする」時こそ、金がさらに輝くタイミングだと覚えておきましょう。
まとめ:一般会社員はどう動くべきか
- 「全力投資」はNG:金は利益を最大化するものではなく、資産を「守る」ものです。
- ポートフォリオの5〜10%:現金や新NISA(株式)に加えて、一部を金に分散するのが最強の防衛。
- 短期的な調整に惑わされない:3万円突破で利益確定売りが出ても、長期的な上昇トレンドは継続。
- 結論として、「少しずつ、長く持つ」ことが金投資の正解です。

