【失業保険】失業保険の手続きの流れを図解【わかりやすく解説】

①そもそも失業保険とは?

 雇用保険に加入していた方が、離職後に生活を心配することなく、就職活動ができるよう一定金額が支給される制度です。
 支給条件、支給額、支給期間離職理由や雇用保険の加入期間、年齢や離職前の給与などの条件によって決定されます。

②手続きの流れ

 手続きは、住所地を管轄するハローワークで行います。
 厚生労働省の全国ハローワークの所在案内から探すことができます。

 失業保険の手続きの流れをフローチャートで下記に示します。

③支給額

 支給額は離職時の給与額や年齢などで決まりますが、一般的には離職前の給与の60%~80%です。
 雇用保険の受給は「基本手当日額」として年齢ごとに受給できる1日当たりの金額が異なります。
 この「基本手当日額」は原則として離職した日の直前の6か月の賃金の合計を180で割って算出した金額のおよそ50~80%(60~64歳は45~80%)となります。
 また、「基本手当日額」は各年齢層ごとに上限額が設けられています。

④支給期間

 実際に支給を受けられる日数(所定給付日数)は、退職理由や雇用保険の加入期間により異なります。

・退職理由
(1)会社都合退職
   会社都合退職とは、従業員からの希望による退職ではなく、退職の原因が主に雇用主側にある退職のことを指します。
   (会社都合で退職した人を「特定受給資格者」といいます)
   解雇は原則として会社都合退職となりますが、従業員側に重大な責任がある場合は自己都合退職となります。

(2)自己都合退職
   自己都合退職とは、退職の原因が主に従業員側にある退職のことをいいます。
   具体的には、転職、病気、結婚などを理由に自ら会社を辞める場合です。

(3)特定理由離職者
   契約社員に対する雇い止めや、結婚や育児などやむを得ない理由によって通勤が困難になった場合など、決められたいくつかの理由に該当する場合です。

⑤さいごに

 本来受けられたはずの給付が不受給となるケースが多発しており、退職者の大半が受け取れないそうです。
 不受給の理由は、以下に挙げられるものが主な理由となるそうです。

・自己申請が失敗する4つの理由
 (1)仕組みが複雑
 (2)職場や行政による退職後のサポートがない
 (3)ネット上に情報が錯綜
 (4)専⾨家が少なく、サポート料が⾼額である場合が多い

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