未支給年金とは?もらえる人・いくら・必要書類を完全図解【2026最新ガイド】
日本年金機構「お手続きガイド」準拠版
目 次
未支給年金とは?もらえる人・いくら・必要書類を完全図解
年金を受け取っていた方が亡くなった際、まだ受け取っていない年金や、亡くなった月までの年金は、遺族が「未支給年金」として受け取ることができます。
年金は「後払い」という仕組み上、ほぼすべての方に未支給分が発生します。しかし、自動的には振り込まれません。手続きを忘れて時効(5年)を迎えると、受け取れるはずだった大切なお金を失うことになります。
1. 受け取れる遺族の範囲と優先順位
未支給年金は、亡くなった当時に「生計を同じくしていた」遺族が請求できます。順位が法律で決まっており、先順位の人が優先されます。
第1位配偶者
第2位子
第3位父母
第4位孫
第5位祖父母
第6位兄弟姉妹
第7位その他の3親等内の親族(甥・姪など)
「生計を同じくしていた」の判定基準
単なる親族関係だけでなく、経済的・精神的な結びつきが求められます。
- 住民票上の同一世帯に属していた
- 別世帯だが、同じ住所(実家など)に住んでいた
- 住所は異なるが、「定期的な仕送り」や「音信・訪問」があった(※別途、第三者の証明や申立書が必要です)
2. いくらもらえる?月数の仕組み
年金は偶数月に「前2ヶ月分」が支払われます。亡くなったタイミングにより、1ヶ月分か2ヶ月分かが決まります。
偶数月に亡くなった場合
年金額の 1ヶ月分
例:8月に死亡
未入金の「8月分」のみ請求可
奇数月に亡くなった場合
年金額の 2ヶ月分
例:9月に死亡
未入金の「8・9月分」を請求可
ポイント
もし亡くなった方が、本来もらえるはずの年金を一度も請求せずに亡くなった場合、過去5年分までまとめて請求できる可能性があります。この場合、金額が非常に大きくなることがあります。
3. 手続きに必要な書類リスト
漏れがないよう、早めに準備しましょう。戸籍謄本や住民票は「亡くなった日以降」に取得したものが必要です。
- 未支給年金請求書(年金事務所窓口で配布)
- 亡くなった方の年金証書(手帳も可)
- 戸籍謄本(亡くなった方との続柄証明)
- 住民票(世帯全員分)(生計同一の証明)
- 受取用口座の通帳(請求者本人のもの)
⚠️ 請求期限は「死亡日の翌日から5年」です!
4. 入金までのスケジュール
Step 1:書類の提出
年金事務所、または街角の年金相談センターへ。
Step 2:審査期間(3〜4ヶ月)
日本年金機構で審査が行われます。
Step 3:決定通知書の送付
審査が通るとハガキで「決定通知書」が届きます。
Step 4:入金(さらに約50日後)
通知書が届いてから約50日後に指定口座へ振り込まれます。
まとめ
未支給年金は遺族に認められた正当な権利です。
手続きが遅れると「亡くなった後の年金」を多く受け取りすぎてしまい、後で返納が必要になるなどのトラブルも起こり得ます。
葬儀が終わり落ち着いたら、まずは年金事務所へ一本電話することから始めましょう。

