【2027年4月から?】食料品の消費税8%→1%案|何が安くなる?給付金との違いも解説
情報確認日:2026年10月30日
2027年4月1日から2年間、 食料品の消費税を 現在の8%から1%へ引き下げる政府案 が国会に提出されています。
対象となるのは、基本的に現在8%の軽減税率が 適用される飲食料品です。 米・野菜・肉・魚・パン・惣菜など、 日常の買い物に関わります。
ただし、 2026年10月30日時点で関連法案は審議中です。 実施には法律の成立が必要です。
また、 税率の引下げ幅と、実際の販売価格の値下げ幅は 必ずしも一致しません。
30秒でわかる3つのポイント
さらに、 所得に連動した支援金を組み合わせる案 もあります。 ただし、全員が一律に現金を受け取れる 仕組みではありません。
食料品の消費税1%は決定した?最新状況
政府方針と法案提出は確認できますが、 2026年10月30日時点で国会での成立は未確認です。
2026年8月に基本方針、 9月に関連する大綱を閣議決定。
2026年10月9日に法案提出。 10月20日に衆議院財務金融委員会へ付託。
法律の成立、最終的な施行内容、 支援金の具体的な運用条件。
特に重要な注意点
「閣議決定」と「法律成立」は別です。
政府が方針を決めても、 国会で法案が可決・成立しなければ、 その内容がそのまま実施されるとは限りません。
最新状況は 衆議院の法案審議経過 で確認できます。
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政府提出法案では、 2027年4月1日から2029年3月31日まで の2年間です。
ただし国会での成立が前提です。 日程の詳細を見る
税抜1,000円の商品なら、 8%で1,080円、1%で1,010円となり、 理論上の差額は70円です。
食料品の消費税8%→1%とは?仕組みを解説
現在8%の軽減税率が適用される飲食料品について、 2年間だけ税率を1%にする政府案です。
現在、日本の消費税は原則10%です。 一方、酒類・外食などを除く一定の飲食料品には、 8%の軽減税率 が適用されています。
今回の政府案では、このうち飲食料品について 国税と地方消費税の合計を1%に引き下げます。
※図は政府提出法案の内容です。 2026年10月30日時点で未施行です。
| 種類 | 現在 | 政府案 |
|---|---|---|
| 対象飲食料品 | 8% | 1% |
| 外食 | 10% | 10% |
| 酒類 | 10% | 10% |
| 一定の定期購読新聞 | 8% | 8% |
| 一般の日用品 | 10% | 10% |
1%の内訳を詳しく見る
政府案では、 国の消費税率が0.78%、 地方消費税率が0.22% となり、合計1%です。
1%に別の地方消費税が追加される、 という意味ではありません。
何が安くなる?対象食品・対象外商品を一覧で確認
基本的には、現在8%の軽減税率が適用される 飲食料品が対象となります。
米、野菜、果物、肉、魚、パン、牛乳、菓子、 惣菜、冷凍食品などの一般的な食品販売は、 政府案の1%化の対象です。
主食・生鮮食品
米、パン、麺類、野菜、果物、肉、魚など。
食品・飲料
牛乳、お茶、ジュース、調味料、 菓子、冷凍食品など。
持ち帰り食品
弁当、惣菜、テイクアウト飲料など。 通常の持ち帰り販売が対象です。
対象外の取引
外食、酒類、一般の日用品などは 原則10%のままです。
| 商品・サービス | 政府案 | 理由 |
|---|---|---|
| 米・野菜・肉・魚 | 1% | 通常の食品販売 |
| パン・菓子・冷凍食品 | 1% | 軽減税率対象の食品 |
| 弁当・惣菜の持ち帰り | 1% | 飲食料品の販売 |
| カフェの持ち帰り飲料 | 1% | 持ち帰りとして販売 |
| 店内飲食 | 10% | 外食は対象外 |
| ビール・日本酒など | 10% | 酒類は対象外 |
| 医薬品・医薬部外品 | 原則10% | 食品ではない |
| ペットフード | 10% | 人の飲食用ではない |
| 洗剤・ティッシュ | 10% | 日用品は対象外 |
| 一定の定期購読新聞 | 8% | 食品の1%化とは別 |
食品が含まれていても対象外になることがある
おもちゃ付き菓子など、 食品と食品以外を一体販売する商品には 特別な判定基準があります。
現行制度では、一定の一体資産について、 税抜1万円以下で食品部分の価額割合が 3分の2以上などの条件を満たす場合に 軽減税率の対象です。
食品が入っているだけで 必ず1%になるわけではありません。
この買い物は1%になる?クリック判定
同じ商品でも、店内飲食か持ち帰りかで 税率が異なる場合があります。
政府案では原則1%
スーパーで通常の食品として販売される 米・野菜・肉・魚・加工食品などは対象です。
政府案では原則1%
持ち帰りの弁当や飲料などは、 原則として対象になります。
ただし、別料金の配送サービスなどは 異なる扱いになる場合があります。
原則10%のままです。
レストランやカフェなどで 店内飲食として提供される食事は 外食に該当します。
原則10%のままです。
酒類、洗剤、衣類、日用品などは 飲食料品の軽減税率対象ではありません。
スーパーのイートインはどうなる?
販売時に店内飲食として提供される場合は 原則10%です。
通常の持ち帰り販売なら、 政府案の1%対象となります。
実際の税率は、販売時点の取引内容で判定されます。
宅配ピザや出前はどうなる?
単なる飲食料品の販売・配達であれば、 原則として軽減税率の対象です。
ただし、別料金の配達サービスなどは 食品と同じ税率になるとは限りません。
ネット通販で買う食品はどうなる?
通販でも、通常の軽減税率対象食品の販売は 政府案で1%となる取引に含まれます。
ただし、施行前に申し込んだ通信販売などについては 法案に経過措置が設けられています。 注文・契約時期によって判定が異なる場合があります。
食品はいくら安くなる?具体的な金額で比較
税抜価格が変わらず減税分がそのまま 税込価格へ反映される場合、 税抜1,000円の商品は70円安くなります。
税率が8%から1%になると、 税率差は7パーセントポイント です。
例えば税抜1,000円なら、 現在1,080円、政府案では1,010円となります。
| 税抜価格 | 現在8% | 政府案1% | 差額 |
|---|---|---|---|
| 500円 | 540円 | 505円 | 35円 |
| 1,000円 | 1,080円 | 1,010円 | 70円 |
| 3,000円 | 3,240円 | 3,030円 | 210円 |
| 10,000円 | 10,800円 | 10,100円 | 700円 |
実際の店頭価格は必ず同じ割合で下がるとは限らない
原材料費・人件費・物流費の変化や 事業者の価格設定によって、 税抜価格自体が変わる場合があります。
税率が7ポイント下がることと、 商品が必ず7%値下がりすることは別です。
あなたの家計はいくら変わる?簡単シミュレーター
現在の食品購入額を入力すると、 減税による理論上の節約額を 月額・年額・2年間で計算できます。
食品の消費税1%化・家計計算
現在8%の軽減税率が適用される 食品の購入額(税込)を入力してください。
※価格反映率は試算のための仮定です。 実際の市場価格の変化を予測するものではありません。 100%なら税抜価格を一定とした理論値です。
計算式: 現在の8%税込購入額 × 7 ÷ 108 × 価格反映率。 減税前後で同じ税抜価格を基本とし、 反映率で差額を調整しています。
食品購入額・税抜価格・購入量が期間中一定という 仮定に基づく参考計算です。 価格変動、税額の端数処理、 支援金の受給額は含みません。
なぜ8%→1%でも値段が7%安くならない?
現在税込10,800円の食品は、 税抜価格が10,000円です。
この税抜価格に1%を適用すると、 新しい税込価格は10,100円です。
差額は700円なので、 現在の税込価格に対する下落率は 約6.48% となります。
税率の引下げ幅と税込価格の下落率は 別の数字です。
消費税1%化と給付金は何が違う?
減税は対象食品の税率を変える制度。 支援金は所得などの要件を満たす人へ 金銭的支援を行う仕組みです。
政府提出法案には、 食品の消費税率引下げに加えて 「就業者負担軽減支援金」 が盛り込まれています。
この支援金は、 中低所得の就業者への負担軽減を目的とし、 所得や扶養する子どもの有無・人数なども踏まえた 設計となっています。
| 比較 | 食品減税 | 支援金 |
|---|---|---|
| 仕組み | 食品の税率を1%にする | 条件に応じて金銭を支給 |
| 主な対象 | 対象飲食料品の取引 | 所得などの要件を満たす就業者 |
| 所得制限 | 購入者の所得制限なし | 所得などの条件あり |
| 受け取り方 | 税率を反映した購入代金 | 制度に基づく支給 |
| 予定時期 | 2027年4月から2年間 | 2027年度から先行導入案 |
「食料品の消費税が実質ゼロ」とは?
政府は食品の消費税率を1%にしたうえで、 所得に連動した給付を組み合わせ、 全体として食料品の消費税負担の 実質ゼロ化を目指す方針を示しています。
ただし、 誰でも食品の購入金額にかかった1%分が 必ず現金で全額戻るという意味ではありません。
支援金には所得・就業状況などの要件があり、 支給額も個人の状況によって異なる設計です。
いくらもらえるのかは、現時点で一律に断定できない
法案では所得などに応じた支援金が定められていますが、 具体的な支給額や運用条件には 政令等で定める事項があります。
受給できるかどうか、 いくら受け取れるかは 正式な要件の確認が必要です。
会社員・子育て世帯・年金生活者で何が違う?
食品の税率引下げは購入する食品が基準。 支援金は所得や就業状況などが重要です。
対象食品の消費税率は所得に関係なく 政府案では1%になります。
一方、支援金は 所得・勤労状況などの条件 を確認する必要があります。
会社員か自営業かだけで 支給対象を断定することはできません。
政府案では、 中低所得の就業者への支援を重視しています。
支援金の設計には 所得や扶養する子どもの有無・人数 などが関わります。
ただし、子育て世帯や低所得世帯であるだけで 必ず受給できるわけではありません。
年金生活者でも対象食品を購入する場合は、 食品減税に関係します。
一方、 就業者負担軽減支援金は 就業者を対象とする制度案です。
実際の対象判定は所得・就業状況と 正式な制度要件によります。
2027年から2029年までの予定を時系列で確認
政府案では2027年4月から2年間の臨時減税を行い、 2029年度から所得に連動した支援制度を 本格導入する方針です。
社会保障国民会議が中間とりまとめ。
給付付き税額控除の制度導入に向けた 基本方針を閣議決定。
飲食料品の税率引下げなどに関する 大綱を閣議決定。
関連法案を国会へ提出。
法案は国会審議中。
法案成立を前提に対象食品の 消費税率1%化を開始。
所得に連動した支援金の先行導入。
臨時減税の期間が終了。
支援制度を本格導入。 対象食品の税率は原則8%へ戻る設計。
2029年以降もずっと1%ではない
今回の政府案は恒久減税ではなく 2年間の臨時措置です。
2029年度以降は所得連動型の支援制度へ 移行する方針ですが、 今後の法律改正によって変更される可能性があります。
よくある5つの勘違いをクリックして確認
報道やSNSで混同しやすい点を 事実と分けて確認できます。
すべての商品が消費税1%になる?
いいえ。 対象は基本的に現在軽減税率8%の 飲食料品です。
外食・酒類・日用品は原則10%のままです。
政府が決めたのだから必ず実施される?
いいえ。 2026年10月30日時点では 関連法案が国会審議中です。
法律の成立が必要です。
消費税が7%下がると食品も7%安くなる?
税率は7パーセントポイント下がりますが、 税抜価格を一定とすると、 現在の税込価格に対する低下率は 約6.48%です。
実際の販売価格は事業者の値付けにも左右されます。
消費税1%分は全員に給付される?
いいえ。 支援金は所得・就業状況などの条件がある制度案です。
食品購入額の1%を全員に 自動で払い戻す仕組みではありません。
1%はずっと続く?
いいえ。 政府案では2027年4月から 2029年3月までの2年間です。
今やっておく5つの確認
確認できた項目をクリックしてチェックしてください。
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食料品の消費税1%化についてのよくある質問
2027年4月から必ず実施されますか?
2026年10月30日時点で法案は国会審議中です。 2027年4月1日は政府案の予定日であり、 法律の成立が前提です。
お米や野菜は1%になりますか?
通常の食品販売として現在8%の軽減税率が 適用される米・野菜などは、 政府案の1%対象です。
コンビニの弁当は対象になりますか?
通常の持ち帰り販売であれば 政府案の1%対象です。 店内飲食として提供する場合は原則10%です。
ファストフードも1%になりますか?
通常の持ち帰りの飲食料品販売は政府案で1%、 店内飲食は原則10%です。
お酒は1%になりますか?
いいえ。酒類は現在の軽減税率対象外のため、 政府案でも原則10%です。
年金生活者も減税されますか?
対象食品の税率変更は、 購入者の所得や年齢に関係なく適用する案です。 ただし支援金は別途条件があります。
所得が高い人にも適用されますか?
対象となる食品の取引には、 購入者の所得制限は設けられていません。 一方、支援金には所得などの条件があります。
給付金を受け取るには申請が必要ですか?
支援金の具体的な支給手続きについては、 法案の成立状況と今後の正式案内を 確認する必要があります。
現時点で一般向けの申請方法が すべて確定したとはいえません。
2029年4月から8%へ戻りますか?
政府案は2029年3月31日までの臨時措置です。 2029年度以降は原則8%へ戻る設計ですが、 将来の法改正で変更される可能性があります。
食費が高い家庭ほど得になりますか?
税抜価格が変わらず、 減税分が全額価格へ反映される場合は、 対象食品への支出額が大きいほど 理論上の税額差も大きくなります。
ただし、支援金は別の条件で決まるため、 家計全体の効果は一律には比較できません。
まとめ|食料品の消費税1%化で覚えておきたい3つ
政府案では、2027年4月から2年間、 対象飲食料品の消費税率を 8%から1%へ引き下げる方針です。
さらに、所得に連動した支援金制度を 組み合わせる設計です。
最終結論
食品の減税は幅広い消費者に関わりますが、 支援金には所得・就業状況などの条件があります。
この2つを分けて理解することが重要です。
ただし、 2026年10月30日時点では法案は未成立です。
最新の審議状況と正式な施行条件を確認したうえで、 家計への影響を判断しましょう。
参考資料・一次情報
本記事は2026年10月30日時点の政府・国会・ 国税庁などの公式資料をもとに作成しています。
- 衆議院|第222回国会・法案審議経過 法案の提出日、委員会付託、審議状況の確認
- 衆議院|飲食料品の税率引下げ・ 就業者負担軽減支援金の政府提出法律案 税率、対象期間、経過措置、 支援金に関する法律案の本文
- 国税庁・財務省|消費税率引下げ特設サイト 改正案の概要、説明資料、Q&Aなど
- 国税庁|消費税の軽減税率制度 現行の8%対象品目、外食・酒類・一体資産の判定
- 内閣官房|飲食料品の消費税率引下げ・ 給付付き税額控除 2026年8月の基本方針、 9月の大綱、政府提出法案
- 兵庫県|飲食料品に係る2年間の消費税率引下げ 国税・地方税の内訳、新聞などとの税率比較
今後この記事で更新が必要になる項目
- 関連法案の可決・成立・公布
- 2027年4月1日施行の確定状況
- 法案の修正内容
- 対象食品・経過措置の追加説明
- 就業者負担軽減支援金の正式な対象条件
- 支援金の金額・支給方法
- 実際の食品販売価格への影響
- 2029年度以降の制度内容
この記事について
本記事は2026年10月30日時点で公表されている 情報を一般向けに整理したものです。
1%化は政府提出法案に基づく内容であり、 現在実施されている制度ではありません。
家計シミュレーションは一定の仮定に基づく 参考計算であり、実際の値下がりや 支援金の受給額を保証するものではありません。


