【2026年税制改正】仮想通貨が申告分離課税へ?いつから・税率20.315%・損失3年繰越を完全図解

【2026年税制改正】仮想通貨が申告分離課税へ?いつから・税率20.315%・損失3年繰越を完全図解|会社員の確定申告はどう変わる
制度は「大綱→法案→成立→施行」で変わります適用開始は確定前のため、最終判断は国税庁・金融庁・専門家に確認

【2026年税制改正】仮想通貨が申告分離課税へ?
いつから・税率20.315%・損失3年繰越を完全図解

「仮想通貨の税金って最大55%でしょ?」…その常識が変わるかもしれません。
令和8年度税制改正大綱で示されたのは、“特定暗号資産”の所得を上場株式等と同じ水準(申告分離課税)に近づける方向性。
本記事では、結論→1分判定→境界線表→やること→申告手順→FAQの順に、迷わず理解できる形に整理します。

1分判定(今年の申告) “現行”と“改正後”の境界線 損失繰越・対象範囲の注意点
迷ったら:結論→判定→境界線→ToDo→申告手順→FAQ

この記事で分かること

  • “いつから?”は確定している?していない?の結論
  • 改正後の税率20.315%・損失3年繰越のポイント
  • 対象になる人 / 対象外になりやすい人(国内取引所・海外・DeFi等)
  • 2026年の確定申告(2025年分)は何を・どう申告する?

目 次

結論:2026年の確定申告(2025年分)は“現行ルール”のまま。改正は「いつから」がまだ確定していない

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まずいちばん大事な結論です。

2026年の確定申告(=2025年分)は、原則としていまの国税庁ルール(暗号資産の計算・申告)で進めます。
② 一方、税制改正大綱で示された「申告分離課税(20.315%)・損失3年繰越」は、“金商法等の改正が施行された翌年1/1以後”という前提があり、開始日は現時点で確定していません

だから、やるべきはシンプル。「今年の申告をミスなく終える」「改正に備えて取引履歴を整える」の二段構えです。

今年の申告2025年分を現行で整理
改正の要点税率・損失繰越・対象
備える履歴の保存・分類
最短ルート:1分判定 → 境界線 → ToDoだけ読めばOK

1分判定:あなたは「今年の申告で詰まるタイプ」?今すぐやるべきことは?

暗号資産は、取引回数が多い・交換が混ざる・複数取引所のどれかがあると一気に難易度が上がります。 下の質問で「詰まりポイント」を先に炙り出します(※簡易診断です)。

回答済み:0 / 8

Q1. 2025年中に暗号資産で利益が出ましたか? 利益がある場合は、申告要否の確認が最優先です。
Q2. 2025年中に暗号資産で損失が出ましたか? 改正後は「損失3年繰越」が論点になりますが、現行でも記録は重要です。
Q3. 取引所が2つ以上(国内/海外)ありますか? 複数口座は「履歴統合」が面倒になりやすいポイントです。
Q4. 暗号資産同士の交換(例:BTC→ETH)をしましたか? 交換は「計算が複雑化」しやすい代表例です。
Q5. DeFi(レンディング・ステーキング報酬等)がありますか? 報酬系は「いつ・何円で所得計上?」が詰まりポイントになりやすいです。
Q6. NFT売買やゲーム等(暗号資産を使うサービス)がありますか?
Q7. 取引履歴(CSV/明細)を全部ダウンロードして保存していますか? 保存できていないと、申告直前に“詰み”やすいです。
Q8. そもそも別件(医療費控除・住宅ローン初年度・副業等)で確定申告しますか?
判定後は「境界線」→「ToDo」だけ読むと最短です
申告で詰まりやすい人(要注意)
  • 暗号資産同士の交換やDeFi報酬がある
  • 取引所が複数(国内+海外など)で、履歴統合が必要
  • 取引回数が多く、CSV未保存
  • 利益が出ているのに「申告不要」と思い込んでいる
今年の申告が軽く済みやすい人(ただし要確認)
  • 取引所が1つで、売買が少ない
  • 交換・DeFi・NFT等がなく、履歴がシンプル
  • すでに取引履歴(CSV/明細)を保存できている
  • 利益がない(または少額)※申告要否は個別確認
1

今年(2025年分)は“現行ルール”で申告準備

国税庁の暗号資産向け計算書・入力方法に沿って進めるのが最短です。

2

改正後を見据えて「取引履歴の保存」と「分類」を習慣化

分離課税化の対象は「特定暗号資産」など条件があるため、取引の経路(国内登録業者/海外/個人間等)を後で追える状態が重要です。

3

“いつから”は確定前:決まるまで断定しない

大綱では「改正法の施行日の翌年1/1以後」という前提があり、施行時期が確定してから最終判断が必要です。

境界線を完全図解:「現行(総合課税寄り)」と「改正後(申告分離課税)」で何が変わる?

ここで混乱しやすいポイントは2つです。
“今年の申告(2025年分)”の話と、② “改正後の話(開始日未確定)”を混ぜること。
まずは表で切り分けます。

暗号資産の税制:現行 vs 改正後(大綱ベース)ざっくり比較
論点 現行(2026年申告=2025年分) 改正後(大綱ベース・見込み) 読者が今やること
税率 所得により変動
(区分・状況で変わる)
20.315%
(申告分離課税の方向)
今年は現行で計算。改正後は“対象取引”の条件を追えるように履歴保存。
損失の扱い 整理が重要
(申告・記録が必須)
3年繰越
(一定要件で)
損失の年ほど履歴整備。将来制度が変わっても説明できる状態に。
対象範囲 取引形態で難化
交換/報酬/海外等
“特定暗号資産”など条件 「国内登録業者経由か」「海外/個人間か」を後で追えるように分けて記録。
いつから? 今年は現行 確定前
(改正法の施行と連動)
断定しない。正式決定までは“準備だけ”進めるのが安全。

「いつから?」は“法改正の施行”にぶら下がる

大綱の書き方は「金融商品取引法等の改正の施行日の属する年の翌年1月1日以後…」という構造です。
つまり、金商法側のスケジュールが確定して初めて“開始日”が確定します。

結局勝つのは「履歴が残ってる人」

制度が変わっても、税務で問われるのは「いつ、何を、いくらで、どう取引したか」。
CSV/明細の保存と、取引の分類(国内登録業者/海外/DeFi等)が最大の防御です。

改正の3大ポイント:税率20.315%・損失3年繰越・対象は「特定暗号資産」

ここからは「大綱ベースで何が示されているか」を、最小の誤解で噛み砕きます。 (※法案・成立・施行で細部が変わる可能性があります)

ポイント1:税率は20.315%へ(方向性)

意味

所得の種類を分けて、上場株式等に近い水準の“申告分離課税”に寄せる。

注意

対象は「特定暗号資産」など条件が付く想定。すべての取引が同じ扱いとは限りません。

ポイント2:損失は3年繰越(一定要件)

意味

損した年の損失を翌年以降の利益から差し引ける方向性(要件あり)。

注意

「何と通算できるか」「どの範囲で繰越できるか」は制度設計に左右されます。

ポイント3:対象は「特定暗号資産」

意味

国内の登録業者を通じた取引など、一定の枠に収まる取引を中心に整備するイメージ。

注意

海外取引所・個人間・DeFi等は、扱いが一律にならない可能性があります。

【結局ここ】会社員が今すぐやるべきToDo 7つ(改正前でも後でも勝つ)

“いつから”が確定していない今は、未来の制度に賭けて放置が一番危険です。
ここだけやれば、今年の申告も、改正後の移行もラクになります。

ToDo(最優先)

  • 取引履歴(CSV/明細)を全取引所で保存(今年の申告の生命線)
  • 取引所をまたぐ人は、通貨ごと・取引種類ごとに分類(売買/交換/報酬/送金など)
  • 「交換(BTC→ETH等)」がある人は、年内の回数を把握(計算負荷が跳ね上がる)
  • DeFi/ステーキング報酬は、受領日・数量・当時レートが追える形に
  • 今年の申告は、国税庁の暗号資産向け資料・作成コーナーの案内を確認
  • 改正後に備え、国内登録業者経由かどうかを後で説明できるようにメモ
  • 不安なら、“利益が出た年だけ”税理士相談(コスパが合いやすい)

次にやること:国税庁の暗号資産ページ → 作成コーナーで入力開始

※画面仕様は時期で更新されます。実際の入力は表示に従って進めてください。

申告前に揃える書類チェックリスト(暗号資産編)

暗号資産は「履歴が揃っているか」で勝負が決まります。先に固めましょう。

基本セット(会社員の王道)

  • 源泉徴収票
  • 取引所ごとの取引履歴(CSV/明細)
  • (あれば)損益計算ツールの出力(ただし元データは保存)
  • マイナンバーカード(e-Tax)または本人確認書類
  • 還付を受ける口座情報

交換・送金が多い人

  • 交換(暗号資産同士)履歴の一覧
  • ウォレット送金の記録(いつ・どこへ・いくら)
  • 取引所の「手数料」や「スプレッド」等の扱いが追える情報

DeFi/報酬がある人

  • 報酬の受領履歴(日時・数量)
  • 当時のレートを裏づけできるメモ(後で説明できる形)
  • 複雑なら税理士相談(利益が出た年だけでもOK)

会社員の暗号資産 確定申告 6ステップ(2026年申告=2025年分)

いきなり入力するより、「履歴→分類→計算→入力→確認→保存」の順で進める方が速いです。

1

取引所ごとのCSV/明細を全部ダウンロード

まずは元データ確保。ここが無いと後で詰みます。

2

取引を3分類する(売買/交換/報酬)

混ざるほど計算が難しくなるので、先に分類して見通しを作ります。

3

国税庁の計算書(総平均法/移動平均法)で損益を整理

計算方法は状況により異なるため、国税庁の案内を確認して整理します。

4

確定申告書等作成コーナーで入力

入力画面の「仮想通貨(暗号資産)の取引収入」案内を参照しながら進めます。

5

提出前に“二重計上”と“漏れ”をチェック

複数取引所・送金・交換がある人は、同じ取引を二重に数えていないか要確認。

6

控え・CSV・計算結果を保存(来年の自分を救う)

改正が来ても来なくても、保存が最強の防御です。

迷ったらFAQで「いつから」「対象」「今年の申告」を確認

よくある質問(暗号資産の申告分離課税・確定申告)

検索されやすい疑問を“断定しすぎず”に整理します(開始日は確定前のため)。

結局「いつから」申告分離課税が始まるの?
大綱の書き方は「金融商品取引法等の改正の施行日の属する年の翌年1月1日以後…」という前提です。
したがって、現時点で“開始日が確定”とは言えません。金商法改正の成立・施行が確定してから最終判断が必要です。
一部の解説では、施行準備期間を踏まえて2028年開始の予想も示されていますが、これは“予想”として扱うのが安全です。
税率20.315%って確定?
大綱ベースの方向性として、上場株式等と同水準の税率(20.315%)が示されています。
ただし、最終的な制度の細部は法案・成立・施行で確定します。
損失の3年繰越って、誰でも自動でできる?
大綱では「一定の要件の下で」繰越控除を可能にする方向が示されています。
自動ではなく、要件・申告の手続が必要になる可能性が高いので、制度確定後に要件を確認してください。
“特定暗号資産”って何?海外取引所は対象?
大綱ベースの説明では「金融商品取引業者登録簿に登録されている業者を通じた取引」等が関係しうるため、国内登録業者経由を軸に制度設計される見込みです。
海外取引所・個人間・DeFiなどが同じ枠で扱われるかは、制度確定まで断定できません。今は「取引経路が説明できる履歴」を残すのが最善です。
2026年の確定申告(2025年分)は、結局どう申告するの?
2026年申告(2025年分)は、国税庁が公表している暗号資産の計算書・入力方法(現行)に沿って進めるのが基本です。
国税庁の暗号資産ページと、作成コーナーの案内を参照しながら進めてください。
2026年の確定申告期間はいつ?
令和7年分(2025年分)の確定申告は、2026年2月16日〜3月16日です(国税庁案内)。
直前の更新や例外がないか、申告前に国税庁の最新情報で再確認してください。
更新情報 / 参照元(公式優先)
最終更新:2026-02-26
  • 国税庁:暗号資産(仮想通貨)関連の計算書・取扱い・作成コーナー案内
  • 財務省・金融庁:税制改正大綱や関連資料(概要・前提条件)
  • 注記:制度は確定前のため、断定を避け、正式決定後に追記更新してください
いちばん安全:まず今年の申告を終え、履歴を保存して改正を待つ

まとめ:勝ち筋は「今年の申告をミスなく」+「改正に備えて履歴を整える」

暗号資産の申告分離課税化は、投資家にとってインパクトが大きい一方、開始日が“法改正の施行”と連動するため、現時点で断定は危険です。
だからこそ、今日やるべきはこの2つだけ。

  • 今年(2025年分)は現行:国税庁の暗号資産ページに沿って申告準備
  • 改正は確定前:「いつから」は法改正の施行次第で決まる
  • 改正の要点:税率20.315%損失3年繰越+対象は「特定暗号資産」方向
  • 最強の防御:取引履歴(CSV)を保存し、取引経路を説明できる状態に
あわせて読むと最短:確定申告・税金・NISAの基礎

【免責事項】本記事は一般的な情報提供を目的としています。制度は確定前であり変更される可能性があります。個別の税務判断は、最新の国税庁・金融庁の案内および税理士等の専門家にご確認ください。

次にやること:
判定→境界線→ToDo
判定へ

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