【2026年版】後期高齢者医療保険料決定通知書の見方
75歳以上の親の保険料が高い理由・年金天引き・減免まで完全解説
親の家に届いた「後期高齢者医療保険料決定通知書」。
「年金から引かれるの?」「なぜ去年より高いの?」「払えない時はどうするの?」
そこ、かなり不安になりますよね。
この記事では、通知書で見る場所を表・図・チェックリスト中心で整理します。
3行結論(ここだけ読めばOK)
- 通知書で最初に見るのは「年間保険料額」「納付方法」「軽減の有無」です。
- 2026年度は、医療分に加えて子ども・子育て支援金分も確認します。え、後期高齢者なのに子ども分? ここで多くの人が止まります。
- 払えない・急に高い場合は、放置せず市区町村の後期高齢者医療担当窓口へ相談です。
この記事で分かること
- 後期高齢者医療保険料決定通知書で見る場所
- 2026年度に保険料が高く感じやすい理由
- 年金天引きと納付書払いの違い
- 均等割・所得割・子ども子育て支援金の意味
- 軽減・減免・相談先の考え方
まず結論|通知書は「金額・納め方・軽減」の3つだけ見ればOKです
| 見る場所 | 意味 | ここで分かること |
|---|---|---|
| 年間保険料額 | 1年分の合計 | 今年いくら払うか |
| 納付方法 | 特別徴収 / 普通徴収 | 年金天引きか、納付書・口座振替か |
| 軽減・減免 | 負担が下がる制度 | 所得が低い世帯などで安くなっているか |
対象者
原則、75歳以上の人です。65〜74歳でも一定の障害認定を受けた人は対象になる場合があります。
届く時期
多くの自治体で7月中旬〜下旬に通知されます。75歳到達など年度途中加入は翌月以降が目安です。
計算の軸
均等割と所得割が基本です。2026年度は子ども・子育て支援金分も見ます。
困ったら
払えない時は放置しないこと。市区町村窓口で分割・減免相談です。
後期高齢者医療保険料とは?|75歳からの医療保険料です
| 項目 | 75歳になる前 | 75歳以降 |
|---|---|---|
| 入る医療保険 | 国民健康保険、会社の健康保険、扶養など | 後期高齢者医療制度 |
| 保険料の単位 | 世帯単位・会社経由など | 原則、被保険者本人ごと |
| 支払い方法 | 給与天引き、納付書、口座振替など | 年金天引き、納付書、口座振替など |
| 通知書 | 国保・健保の通知 | 後期高齢者医療保険料の決定通知書 |
75歳になると、これまでの健康保険から後期高齢者医療制度へ切り替わります。
そのため、親が「急に知らない通知書が来た」と感じやすいです。ここ、かなり自然なつまずきです。
決定通知書の見方|この順番で見れば迷いません
通知書はこの順でチェック
年間保険料額
合計を見る
納付方法
年金天引きか確認
軽減・減免
適用の有無を見る
| 項目名 | 意味 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 被保険者 | 後期高齢者医療制度に入っている本人 | 親本人の名前になっているか |
| 年間保険料額 | 4月〜翌年3月分の保険料 | 今年の総額 |
| 均等割額 | 加入者全員にかかる基本部分 | 所得が低いと軽減される場合あり |
| 所得割額 | 前年所得に応じてかかる部分 | 年金以外の所得も影響することあり |
| 特別徴収 | 年金から天引き | 偶数月の年金支給日に引かれる |
| 普通徴収 | 納付書または口座振替 | 納期限を確認 |
見るべき数字
- 年額
- 期別の納付額
- 仮徴収・本徴収の金額
- 軽減後の金額
見落としやすい欄
- 子ども・子育て支援金分
- 所得割のもとになる所得
- 年金天引きの開始月
- 口座振替への変更案内
なぜ高い?|2026年度は「見直し年度+支援金分」で上がりやすいです
厚生労働省の公表では、令和8・9年度の後期高齢者医療制度の医療分は、全国平均で月額7,989円の見込みです。令和6・7年度の月額7,411円から578円、7.8%増とされています。
| 理由 | 何が起きる? | 通知書で見る場所 |
|---|---|---|
| 保険料率の見直し | 2年に一度、広域連合ごとに見直し | 均等割額・所得割率 |
| 前年所得が増えた | 年金、給与、配当、不動産、譲渡所得などが影響 | 所得割額 |
| 軽減が外れた | 世帯所得が基準を超えると均等割軽減が縮小 | 軽減判定欄 |
| 子ども・子育て支援金分 | 2026年度から新たに医療保険料に上乗せ | 子ども分・支援金分の欄 |
「前年に退職金・不動産売却・株の利益・配当申告があった」場合、翌年度の保険料に影響することがあります。
「去年だけ所得が多かったのに…」という時は、通知書の所得欄を必ず確認してください。
計算のしくみ|難しい式は「3つの部品」で見ればOKです
| 部品 | ざっくり意味 | 高くなる原因 |
|---|---|---|
| 均等割 | 加入者全員にかかる基本料 | 広域連合の改定、軽減の有無 |
| 所得割 | 本人の前年所得に応じる部分 | 年金以外の所得、確定申告、売却益など |
| 子ども・子育て支援金分 | 2026年度から加わる支援金の保険料分 | 均等割・所得割の形で加算 |
ざっくり式
年間保険料 = 均等割 + 所得割 + 子ども分
注意
金額・率・上限は都道府県の広域連合ごとに違います。
| 区分 | 均等割 | 所得割率 | 平均保険料 |
|---|---|---|---|
| 医療分 | 年56,083円 | 10.17% | 年95,875円 / 月7,989円 |
| 子ども分 | 年1,351円 | 0.25% | 年2,333円 / 月194円 |
※全国平均の目安です。実際の保険料は、お住まいの都道府県の後期高齢者医療広域連合・市区町村の通知書で確認してください。
年金天引き?納付書?|納め方は2種類です
| 納め方 | 意味 | よくある人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 特別徴収 | 年金から天引き | 年金が年18万円以上などの条件を満たす人 | 本人の年金から引かれる |
| 普通徴収 | 納付書・口座振替 | 75歳になった直後、条件を満たさない人など | 納期限を忘れやすい |
年金天引きになるイメージ
年金受給額が
年18万円以上
介護保険料も
年金天引き
原則
特別徴収
年金天引きにならない例
- 年金額が年18万円未満
- 介護保険料との合計が年金額の2分の1を超える
- 75歳になった直後で切り替え前
ここがややこしい
- 最初は納付書、あとで年金天引きに変わることがあります
- 口座振替を希望する場合は自治体で手続きが必要な場合があります
- 勝手に変わった?と思ったら通知書を確認です
軽減・減免|所得が低い・急に払えない時は確認しましょう
| 制度 | ざっくり意味 | 主な対象 | 行動 |
|---|---|---|---|
| 軽減 | 所得に応じて自動的に安くなることが多い | 世帯所得が一定以下 | 通知書の軽減欄を見る |
| 元被扶養者軽減 | 会社員の扶養だった人への軽減 | 加入前日に会社の健康保険などの被扶養者だった人 | 該当しているか確認 |
| 減免 | 事情がある時に申請で下がる可能性 | 災害、失業、事業不振、所得激減など | 市区町村窓口へ相談 |
相談した方がいいケース
- 年金だけなのに急に高い
- 前年だけ一時所得があった
- 災害・病気・失業で払えない
- 納付書を放置してしまった
持って行くと話が早いもの
- 保険料決定通知書
- 年金振込通知書
- 本人確認書類
- 収入減少が分かる書類
保険料は、事情があっても何もしないと未納扱いになります。
「高いから後で見よう」は危険です。通知書が届いた月に一度だけでも確認しましょう。
親の保険料を子が払ったら?|社会保険料控除も確認です
| 納め方 | 控除を受ける人の考え方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 年金天引き | 原則、年金から引かれた本人 | 子どもが控除に入れるのは難しい |
| 納付書・口座振替 | 実際に支払った人 | 子が支払った場合、子の控除対象になり得る |
確認ポイント
- 誰の口座から払っているか
- 年金天引きか口座振替か
- 確定申告・年末調整で使う証明の有無
ここは慎重に
- 税務上の扱いは個別事情で変わります
- 迷う場合は税務署・税理士・自治体に確認してください
届いたらやることチェックリスト
| 順番 | やること | 見落とすと? |
|---|---|---|
| 1 | 年間保険料額を見る | 総額が分からず不安だけ残る |
| 2 | 納付方法を見る | 納付書を放置しやすい |
| 3 | 軽減の有無を見る | 所得判定の違和感に気づきにくい |
| 4 | 前年の所得イベントを思い出す | 急に高い理由が分からない |
| 5 | 払えない時は窓口相談 | 滞納・督促につながる |
よくある質問
通知書はいつ届きますか?
75歳になった月から保険料はかかりますか?
年金天引きは止められますか?
年金だけなのに高いのはなぜですか?
払えない場合はどうすればいいですか?
親の保険料を子どもが払うと節税になりますか?
まとめ|通知書が届いたらこの5つだけ確認してください
後期高齢者医療保険料決定通知書は、最初は難しく見えます。
でも、見る場所を絞れば大丈夫です。金額・納め方・軽減の3つから確認しましょう。
- 通知書で最初に見るのは年間保険料額
- 次に、年金天引きか納付書払いかを確認
- 2026年度は子ども・子育て支援金分も見る
- 急に高い時は、前年所得・軽減判定・一時所得を疑う
- 払えない時は、放置せず市区町村窓口へ相談
更新情報 / 参照元
本記事は、厚生労働省、後期高齢者医療広域連合、市区町村の公開情報をもとに作成しています。
保険料率・軽減基準・通知時期・納付方法は自治体により異なるため、最終確認はお住まいの市区町村または広域連合の通知書で行ってください。

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