奨学金を返してくれる会社は?代理返還の対象企業の探し方|転職前の確認ポイント【2026年最新】
情報確認日:2026年8月18日
JASSOの奨学金を返還している人には、 会社が返還残額の一部または全部を代わりに返してくれる「代理返還制度」 があります。
企業が従業員へ現金を渡すのではなく、 企業から日本学生支援機構(JASSO)へ直接送金する のが大きな特徴です。
ただし、 制度導入企業へ転職しただけで自動的に対象になるわけではありません。 中途採用、雇用形態、年齢、月額、総額、支援期間などは企業ごとに異なります。
ここだけ読めば分かる要点
- 代理返還は 会社がJASSOへ直接返還する制度 です
- JASSOの 第一種奨学金・第二種奨学金 が対象です
- JASSO公式サイトで 地域・業種・企業名 から導入企業を探せます
- JASSO検索に出ていない=制度を導入していない、ではありません
- 転職者は 「中途採用者も対象か」 を最優先で確認します
- 月額だけでなく「総額」と「支援期間」まで確認 することが重要です
- 通常の給与と区分された代理返還額は、 所得税が非課税となり得ます
- 社会保険でも 原則として報酬に含めない とされています
- 「奨学金返還支援あり」という求人票の一文だけで転職を決めない ことが重要です
記事全体の目次を表示する
最初に現在の状況をクリックすると、やることが分かる
新卒就活、転職、勤務中では、 最初に確認すべきポイントが異なります。
企業検索と採用ページをセットで確認
JASSO検索で候補を探したあと、 新卒の対象条件・支援開始時期・支援総額 を採用ページで確認します。
転職者は中途採用の対象可否が最重要
制度導入企業でも、中途採用者が対象とは限りません。
応募前または選考中に 「中途採用者も代理返還の対象ですか?」 と確認しましょう。
人事・総務へ確認
勤務先がJASSO検索に載っていなくても、 制度を利用している可能性があります。
就業規則・福利厚生規程・社内ポータルも確認してください。
まず企業検索から始めればOK
奨学金返還支援を 「給与とは別の転職条件」 として比較すると候補企業を絞りやすくなります。
奨学金代理返還制度とは?会社からJASSOへ直接返す仕組み
奨学金返還支援の代理返還制度は、 従業員のJASSO奨学金の返還残額について、会社が一部または全部をJASSOへ直接返還する 仕組みです。
2021年4月から、 企業等からJASSOへ直接送金できるようになりました。
↓ ではなく ↓
会社 → JASSOへ直接送金 → 奨学金残高が減る
従業員側のメリットを見る
- 毎月の奨学金返還負担を減らせる
- 支援額によっては返還終了を早められる
- 支援額の所得税が非課税となり得る
- 社会保険上も原則として報酬に含まれない
- 実質的な福利厚生の価値を金額で比較しやすい
会社側のメリットを見る
- 採用時の福利厚生として訴求できる
- 若手従業員の定着策として利用できる
- 一定の税制上のメリットがあります
自分だけでJASSOへ申し込む制度ではありません
勤務先が制度を導入し、その会社の支援対象者になること が前提です。
自分の奨学金が対象かクリックして確認する
JASSO代理返還の対象候補です
第一種または第二種なら、 次に 会社側の支援条件 を確認します。
JASSO代理返還とは別に会社へ確認
JASSOの代理返還制度はJASSO奨学金が対象です。
ただし、 会社独自に自治体・大学・財団などの奨学金返還を支援している場合 があります。
スカラネット・パーソナルを確認
奨学生番号、 第一種・第二種の別、 返還残額などを確認してください。
| 種類 | JASSO代理返還 | 次にすること |
|---|---|---|
| 第一種奨学金 | 対象 | 会社の条件確認 |
| 第二種奨学金 | 対象 | 会社の条件確認 |
| 給付奨学金 | 返還自体が原則不要 | 貸与奨学金の有無を確認 |
| 自治体・大学・財団 | JASSO制度外 | 会社独自制度を確認 |
対象企業はJASSO公式検索から探せる
JASSOの 「企業等の奨学金返還支援(代理返還)制度検索」 では、地域・業種・企業名から探せます。
2026年8月5日更新時点の掲載数は 2,326社 です。
-
JASSOの企業検索を開く
公式の制度導入企業検索ページへ進みます。
-
地域を選ぶ
転職したい都道府県を指定します。
-
業種で絞る
製造業、情報通信業、建設業、医療・福祉などから絞り込めます。
-
企業名から直接探す
転職候補が決まっている場合は企業名の一部を入力します。
-
企業名の右側にある「+」を開く
支援額や支援要件 を確認します。
-
最後は企業へ直接確認
掲載情報は変更される可能性があるため、応募先企業へ最終確認します。
転職候補の会社が検索にあるかクリックして次の行動を確認
「+」を開いて支援条件を確認
会社名だけ確認して終わらず、 支援額・支援総額・対象者・その他の要件 を確認してください。
会社へ直接確認する価値があります
JASSO検索はすべての利用企業を網羅した一覧ではありません。
採用ページ、福利厚生ページ、人事・採用担当へ確認してください。
まず企業検索から始める
地域と業種だけでも検索できるため、 まだ転職候補が決まっていなくても利用できます。
4,852社と2,326社の数字が違う理由
JASSOでは2026年3月末時点で 4,852社 が制度を利用しています。
一方、企業検索ページは2026年8月5日更新で 2,326社 掲載されています。
検索ページは「掲載依頼のあった企業のみ」を紹介しています。
「制度あり」の次に確認する条件をクリック
代理返還は、 企業ごとに支援条件が異なります。
転職で特に重要なのは 「制度の有無」より「自分が対象になるか」 です。
転職者は最優先で確認
新卒のみなのか、中途採用者も対象なのか を確認してください。
正社員限定とは限りません
正社員を条件にする企業がある一方、 雇用形態に別の条件を設けている企業もあります。
自分の採用区分が対象か を確認してください。
年齢上限を確認
支援を受けられる年齢に上限を設けている企業もあります。
「入社できる=代理返還対象」とは限りません。
入社月から始まるとは限りません
入社後すぐ、 試用期間終了後、 一定勤続後など、 開始時期を確認してください。
転職前に確認したい12項目を表示する
| 項目 | 必ず聞きたい内容 |
|---|---|
| 中途採用 | 転職者も支援対象か |
| 雇用形態 | 正社員・契約社員など対象範囲 |
| 年齢 | 開始・終了年齢の条件 |
| 対象奨学金 | 第一種・第二種以外も支援するか |
| 月額 | 1か月あたり何円か |
| 総額 | 最大何円までか |
| 支援期間 | 何年間続くか |
| 支援開始 | 入社月・試用期間後など |
| 試用期間 | 試用期間中も対象か |
| 休職 | 育休・傷病休職時も続くか |
| 退職 | いつの支援分から終了するか |
| 給与との関係 | 基本給を減らす代わりではないか |
求人票の「奨学金返還支援あり」だけでは判断できません
対象者・月額・総額・期間が分からなければ、その福利厚生が何円の価値なのか計算できません。
月額をクリックすると5年間の支援額を試算できる
月額だけを見るのではなく、 「月額 × 支援月数」と「総額上限」 をセットで確認します。
月1万円 × 5年間
単純計算では 最大60万円相当 です。
月1万5,000円 × 5年間
単純計算では 最大90万円相当 です。
月2万円 × 5年間
単純計算では 最大120万円相当 です。
月3万円 × 5年間
単純計算では 最大180万円相当 です。
試算額=必ず受け取れる額ではありません
実際には 返還残額・月額上限・支援総額・支援期間 などで変わります。
支援期間をクリックすると見るべき条件が分かる
3年間なら36か月分
月額だけでなく、 36か月で総額いくらになるのか を計算します。
5年間なら60か月分
月2万円なら単純計算で120万円相当になるため、 年収差と比較する価値があります。
「完済まで」でも総額上限を確認
完済まで無制限に支援されるとは限りません。
支援総額の上限、 年齢上限、 勤続条件も確認してください。
給料と代理返還はセットで比較する
代理返還がある企業でも、 給与そのものが大きく低ければ必ずしも有利とは限りません。
年収だけで見る場合
基本給・賞与・昇給率・残業代・各種手当を確認します。
代理返還を重視する場合
月額、 総額、 期間、 開始時期、 退職時の終了条件を確認します。
おすすめは総合比較
年収+代理返還+住宅手当+退職金+働き方 まで比較してください。
| 項目 | A社 | B社 |
|---|---|---|
| 年収 | 高め | やや低め |
| 代理返還 | なし | 月2万円 |
| 期間 | ― | 5年間 |
| 支援例 | 0円 | 最大120万円相当 |
| 最終判断 | 給与・賞与・昇給・代理返還・その他福利厚生を合算して比較 | |
代理返還だけで会社を選ばない
基本給、賞与、残業時間、昇給、住宅手当、退職金、仕事内容 も含めて判断してください。
税金・社会保険の扱いを自分のケースから確認
JASSOは代理返還について、 通常の給与と返還額が区分されることで、 支援額に係る所得税が 非課税となり得る と案内しています。
社会保険についても、 代理返還による返還額は 原則として報酬に含めない とされています。
JASSO代理返還の一般的な形
通常の給与と明確に区分され、 奨学金返還に充てられる場合は 所得税が非課税となり得ます。
税・社会保険の扱いに注意
本来支給する給与を減らし、その代わりに代理返還へ回す形は同じ扱いになるとは限りません。
人事・給与担当へ確認してください。
給与規程を確認
人事へ 「基本給とは別に会社が追加で支援する制度ですか?」 と確認すると分かりやすいです。
「絶対に非課税」とは書かない
JASSOの公式表現は「所得税が非課税となり得ます」です。
役員である場合など、 個別事情によって課税関係が異なることがあります。
入社後に代理返還が始まる流れ
制度導入企業へ入社しても、 入社しただけで自動的に返還が始まるとは限りません。
-
会社が支援対象者を決める
社内規程に基づいて対象者・支援額等を決定します。
-
会社がJASSOの制度を利用
会社側が代理返還の手続きを進めます。
-
必要に応じて返還証明書を取得
スカラネット・パーソナルから 奨学金返還証明書 を申請できます。
-
会社が返還残額・支援額を確認
証明書などを基に支援額を決定します。
-
会社からJASSOへ送金
条件によっては本人も残りの金額を返還します。
-
スカラネットPSで反映を確認
企業から支援を受けた金額を確認できます。
奨学金返還証明書について確認する
企業から返還残額や毎月の返還額の証明を求められた場合は、 スカラネット・パーソナルから 奨学金返還証明書 を申請できます。
JASSOでは、 申請後 2週間以内 に証明書が届くと案内しています。
退職・休職・試用期間の扱いをクリックして確認
将来分がいつ終了するか確認
退職後も会社が支援を続けるとは限りません。
最終支援月と本人返還がどう戻るか を確認してください。
休職中の扱いは会社規程次第
育児休業、 介護休業、 傷病休職などで支援が続くか確認します。
試用期間中は対象外の場合も想定
支援開始時期が 「本採用後」 になっていないか確認してください。
将来の最大支援額だけで転職判断しない
例えば月2万円×5年間なら120万円相当ですが、 2年で退職すれば、 その後の支援が続くとは限りません。
支援期間と退職条件は必ずセットで確認 してください。
よくある勘違いをクリックして確認
JASSO検索にない会社は利用していない?
いいえ。検索にないだけでは判断できません。
JASSOは、 企業検索ページについて 「掲載依頼のあった企業のみ」を紹介していると案内しています。
制度導入企業なら全社員が対象?
いいえ。
対象条件は企業ごとに異なります。
中途採用なら必ず利用できる?
いいえ。
転職者は中途採用の対象可否を必ず確認してください。
会社が支援したら自分は返還できない?
JASSOは、 企業から支援を受けながら本人も返還できると案内しています。
双方の返還額を確認して進めます。
代理返還は必ず所得税非課税?
「必ず」ではありません。
JASSOの表現は 「非課税となり得ます」 です。
月2万円なら必ず5年で120万円もらえる?
いいえ。
支援総額・返還残額・退職・年齢条件など で実際の金額は変わります。
聞きたい内容をクリックすると問い合わせ先が分かる
応募先の採用担当へ
中途採用の対象可否、 支援額、 総額、 期間、 開始時期を確認します。
人事・総務・福利厚生担当へ
勤務先が制度を導入しているか、 自分が対象になるかを確認します。
JASSOへ確認
奨学生番号、 返還残額、 奨学金返還証明書などを確認します。
転職先へそのまま使える質問例を表示する
転職候補企業の比較メモ
- 企業名
- JASSO検索
- 掲載あり・掲載なし
- 中途採用
- 対象・対象外・未確認
- 雇用形態
- 年齢条件
- 月額
- 支援総額
- 支援期間
- 開始時期
- 試用期間
- 休職時
- 退職時
- 給与との関係
- 確認日・担当者
JASSO 奨学金相談センター
電話:0570-666-301
海外・一部の携帯電話・一部IP電話: 03-6743-6100
月曜日~金曜日 9:00~20:00
土日祝日・年末年始を除きます。奨学生番号が分かるものを用意して問い合わせるとスムーズです。
奨学金代理返還制度でよくある質問
会社が奨学金を全額返してくれることもありますか?
あります。 JASSOの制度上は 返還残額の一部または全部 を企業が支援できます。
ただし、 実際の金額は企業の制度で決まります。
転職した人でも代理返還を受けられますか?
企業によります。
中途採用者を対象にするかは必ず転職前に確認してください。
正社員でなければ対象になりませんか?
必ずしも正社員限定ではありません。
企業ごとに対象となる雇用形態が異なるため確認が必要です。
第一種と第二種の両方が対象ですか?
JASSOの代理返還制度は 第一種奨学金・第二種奨学金 が対象です。
JASSO以外の奨学金も支援してもらえますか?
JASSO代理返還制度自体はJASSO奨学金が対象です。
ただし、 会社独自で他の奨学金も支援している場合 があります。
JASSO検索に会社がありません。制度なしですか?
いいえ。検索にないだけでは判断できません。
掲載依頼をした企業だけが検索ページで紹介されているため、 企業へ直接確認してください。
会社の支援を受けながら自分でも返還できますか?
可能です。
会社と本人がそれぞれ返還する額を確認して進めてください。
代理返還額に所得税はかかりますか?
JASSOは、 通常の給与と区分され、 奨学金返還であることが明確な場合について 「非課税となり得る」 と案内しています。
代理返還で社会保険料は増えますか?
JASSOは、 代理返還による返還金について 原則として報酬に含めない と案内しています。
月2万円の支援なら5年間で120万円得しますか?
単純計算では120万円相当です。
ただし、 支援総額の上限、返還残額、退職、年齢条件などによって実際の支援額は変わります。
転職前に6項目をクリックして最終確認
最終結論
奨学金代理返還制度は、 会社がJASSOへ直接返還してくれる、奨学金返還者にとって大きな福利厚生 になり得ます。
ただし、本当に重要なのは 「制度があるか」ではなく「自分が対象で、実際に何円を何年間支援してもらえるか」 です。
転職前は、 中途採用・雇用形態・年齢・月額・総額・期間・開始時期・退職時 まで確認してください。
そして JASSO検索に出てこない会社も、制度の有無を直接確認する のがポイントです。
参考資料・公式情報
記事作成時に確認した一次情報を表示する
- 企業等の奨学金返還支援(代理返還)制度 日本学生支援機構(JASSO)/制度概要、利用企業数、第一種・第二種、税・社会保険、直接送金の仕組みを確認/確認日:2026年8月18日
- 学生・奨学金返還者向け 奨学金返還支援(代理返還)制度 JASSO/支援条件、申請先、JASSO以外の奨学金、検索掲載企業の注意点、返還証明書を確認/確認日:2026年8月18日
- 企業等の奨学金返還支援(代理返還)制度検索 JASSO/地域・業種・企業名検索、掲載企業数2,326社、支援要件の確認方法を確認/確認日:2026年8月18日
- 企業等による奨学金の代理返還制度の更なる利用促進 文部科学省/2026年度末約7,000社、2027年度末約1万社の利用目標を確認/確認日:2026年8月18日
- 奨学金の返済に充てるための給付は学資金に該当するか 国税庁/奨学金返還支援と所得税の取扱いを確認/確認日:2026年8月18日
個別確認が必要な事項
対象者、雇用形態、年齢、月額、支援総額、支援期間、開始時期、休職・退職時の扱いは企業ごとに異なります。
転職・入社を決める前に、 JASSOの最新情報と 応募先企業の採用担当・人事担当へ確認してください。


