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補正予算18.3兆円が成立!
高市政権が放つ巨額対策
「18兆円規模の経済対策」──ニュースを見て、「どの株を買えばいい?」と考えていませんか?この記事では、成立した補正予算の詳細と、資金が流れ込む本命セクター・銘柄を専門家が徹底解説します。
この記事から分かること
- 補正予算18.3兆円の具体的な使い道と規模感
- ガソリン減税・給付金が消費関連株に与える影響
- 2.5兆円が投じられるAI・半導体セクターの行方
- 防衛費増額で恩恵を受ける本命の国策銘柄
- あなたのポートフォリオに入れるべき具体的な注目銘柄リスト
結論:政府の資金流入で恩恵を受けるのはここだ
高市政権の経済対策を裏付ける補正予算案が、国民民主党や公明党の賛成多数で可決されました。総額約18.3兆円という規模は昨年より4兆円以上も膨らんでいます。「物価高対策」と「成長投資」の2本柱にお金が流れる仕組みを、まずは図解で整理しましょう。
予算の中身:「守り」と「攻め」の2大柱
今回の補正予算は、生活を守るための「物価高対策」と、将来の国益を守る「成長・安保投資」に大きく分けられます。投資家としては、この両面から銘柄を選定する必要があります。
- 子ども給付金
1人一律2万円の支給(公明党提案反映)
- エネルギー補助
ガソリン暫定税率廃止への布石&電気ガス補助
- 注目セクター
小売・外食・エネルギー関連
- AI・半導体
官民投資促進へ2.5兆円の巨額予算
- 防衛・外交
防衛力強化へ1.6兆円を計上
- 注目セクター
半導体製造装置・防衛重工
数字で見る:どこにいくら配られるのか
予算の規模感を知ることは、株価へのインパクトを測る上で重要です。主要項目の金額をまとめました。
| 予算項目(柱) | 予算規模(概算) | 投資家への意味 |
|---|---|---|
| 物価高・生活安全保障 | 8兆9,041億円 | 家計の可処分所得を下支え。 個人消費関連株にプラス。 |
| 危機管理・成長投資 | 6兆4,330億円 | 半導体・AI・宇宙など。 テック・グロース株の強力な材料。 |
| 防衛力・外交力強化 | 1兆6,560億円 | 地政学リスクへの備え。 防衛関連株の収益基盤強化。 |
| 予備費(今後への備え) | 7,098億円 | 機動的な対応枠。 |
特に注目すべき「AI・半導体」の2.5兆円
資料の中で際立っているのが、「AI・半導体産業基盤強化フレーム」に基づく2,525億円(特会含む投資促進全体では兆円単位の波及効果)の記述です。これは国策として半導体を支える意思表示です。
株式市場への影響とシナリオ
18兆円の財政出動は、基本的に株式市場にとってポジティブ(買い材料)です。しかし、財源としての国債増発など、懸念点も含めた冷静な分析が必要です。
内需株の底上げ
「子ども1人2万円給付」や「ガソリン減税・補助」は、直接的に家計の負担を軽減します。これにより、スーパー、外食、ドラッグストアなどの内需関連株に見直し買いが入るでしょう。
「国策に売りなし」半導体の復権
ラピダス等の支援を含むAI・半導体への巨額投資は、世界的な競争の中での日本企業の立ち位置を強化します。特に製造装置メーカーには長期的な追い風となります。
金利への影響(注意点)
補正予算の財源の多くは国債(借金)です。公債依存度が30%を超える中、長期金利の上昇圧力となる可能性があります。金利上昇は、ハイテク株の一時的な向かい風になるリスクもあります。
今狙うべき!具体的な「国策銘柄」候補
補正予算の恩恵をダイレクトに受ける可能性が高い銘柄を、セクター別にピックアップしました。
① AI・半導体・成長投資(本命)
東京エレクトロン
(8035)
日本の半導体製造装置の王者。政府の基盤強化策で国内工場の設備投資が増えれば最大の恩恵。
アドバンテスト
(6857)
AI向け半導体の検査装置で世界シェアトップクラス。AI研究開発支援の予算とも親和性が高い。
NEC
(6701)
防衛・サイバーセキュリティ・海底ケーブルなど、今回の予算の「経済安保」テーマを網羅する銘柄。
② 防衛・インフラ(安定)
三菱重工業
(7011)
防衛予算1.6兆円のど真ん中。防衛力整備計画の前倒し達成に向けた中核企業。
大成建設
(1801)
国土強靭化・防災減災対策(能登復興含む)で公共事業関連の受注増が期待される。
川崎重工業
(7012)
防衛に加え、エネルギー安全保障(水素など)の分野でも予算の恩恵を受ける可能性。
③ 消費・生活防衛(内需)
FOOD & LIFE
(3563)
スシロー展開。子育て世帯への給付金は、家族での外食需要を喚起しやすい。
イオン
(8267)
地方経済への波及効果が大きい。物価高対策での消費下支えが業績安定に寄与。
ENEOS
(5020)
ガソリン税制の見直しや補助金継続により、需要の急減リスクが後退し経営が安定。
まとめ:補正予算は「買い」のサインか?
- 18.3兆円の補正予算成立は、市場にとって明確な財政支援(ポジティブ)材料。
- 特に「半導体・AI」「防衛」は国策として巨額マネーが入るため、押し目買いの好機。
- 給付金や減税策により、冷え込んでいた「内需・消費株」にも見直しの余地あり。
- ただし、金利動向には注意しつつ、時間分散投資を心がけることが重要。

